人相とは?人相学の意味と顔の見方の基本

手鏡と横顔の線画に「人相とは?」の文字が入ったアイキャッチ

当サイトの人相学・ほくろ占いの解説は、辞書や公開されている解説をもとに、昔から伝わる一般的な読み方を編集部が独自にまとめたものです。人相学は占いの一つで、顔から性格や運勢がわかるという科学的な根拠は確認されていません。ほくろの形や大きさの変化など体のことで気になる時は皮膚科に相談してください。記事内には広告を含む場合があります。

「人相がいいね」「人相が悪い人」と言われて、そもそも人相って何だろう?と気になったことはありませんか。

結論から言うと、人相とは「人の顔つき」そのものと、「顔を見て運勢や性格を占うこと」の両方を指す言葉です。顔を見て占う考え方を体系にしたものを人相学と呼びます。

この記事を読めば、人相学の成り立ちと顔の見方の基本、そして占いとしての上手な楽しみ方まで分かりますよ。

目次

人相とは?言葉の意味をひと言で

先に結論

人相とは、人の顔つきや容貌のことです。もう一つ、顔立ちを見てその人の運命や吉凶を占うこと、という意味もあります。日常では前者、占いの話では後者の意味で使われることが多いです。

『人相って、占いの言葉じゃないの?』と思う方も多いはずです。

実は辞書では、まず「人の顔つき」という意味が載っています。特に「心の内面を表した顔つき」という説明もあるんです。

人相学とは?

人相学とは、人相を調べてその人の気質や性格を読み、さらに運命も予測しようとする、経験から生まれた知の体系とされています。

根っこにあるのは「心と体は通じ合っていて、性格は体の外側に表れる」という昔の考え方です。

だから人相学では、顔だけでなく体つきや姿勢、しぐさまで含めて人相と呼ぶことがあるんですね。

顔の相・顔相・人相術・相術の違い

似た言葉がたくさんあって迷いますよね。よく使われる言葉を表にまとめました。

言葉意味使われる場面
人相顔つき/顔を見て占うこと日常会話・占い
人相学人相から性格や運命を読む体系学ぶ・調べる時
顔の相・顔相顔だけを見る占い占いの用語
人相術人相を見て占う術占いの技法として
相術人相や家相など、姿や形を見て占う術の総称手相・風水なども含む広い言葉
人相見人相を見て判断すること、またそれを仕事にする人昔の呼び名

占いの用語では、顔だけを見るのが「顔相」、顔を含めた体全体を見るのが「人相」と分けて説明されることもあります。

ただ、日本では顔を見る占いもまとめて人相と呼ぶのが一般的です。この記事でも、顔の人相を中心に話を進めていきますね。

ネットでは「顔人相」「顔の人相」のように、顔と人相を重ねた言い方もよく見かけます。どれも、顔から読む人相のことを指していると考えて大丈夫です。

観相学や顔相学といった言葉との違いは、観相学とは?人相学・顔相との違いで詳しく紹介しています。

人相学はどこから来た?中国から日本への流れ

ここが大事なところです

人相学は、古代中国で吉凶を知る方法として生まれ、仏教とともに広がりました。日本へは遣隋使・遣唐使の時代に伝わり、江戸時代に人相見という仕事として庶民の間に広まったとされています。

『人相占いって、いつからあるの?』と気になりますよね。

実はかなり古く、紀元前の中国までさかのぼると言われているんです。

中国で形になるまで

百科事典の解説をもとに、流れを順番に並べてみます。

中国での人相学の歩み
  1. 東周の時代に、吉凶を知る方法として相法がまとめられたのが始まりとされる
  2. 戦国時代の楚で、顔色を見る方法が考えられ、人相学がほぼ確立する
  3. 漢の時代に、目・鼻・口など部分ごとの相が定まっていく
  4. 南北朝の時代に、仏教とともに相術が伝わり、のちに達磨相法と呼ばれる流れができる
  5. 明の時代に古典がまとめられ、中国の人相学が集大成される

目・鼻・口といったパーツごとに見る今のスタイルは、かなり早い時期にできていたんですね。

日本で広まったのは江戸時代

日本には、遣隋使・遣唐使を通じて達磨相法がもたらされたのが始まりとされています。奈良時代には、すでに人相を見る人がいたようです。

広く庶民に広まったのは江戸時代です。中国の古典が輸入され、仕事を失った武士が人相見を始めるようになりました。

髪結床や風呂屋で人の顔を観察して研究を重ねた観相家もいたと伝えられています。

江戸後期には、天眼鏡で顔をのぞき込む人相見が街頭で活躍しました。その後は人相・手相・家相などをまとめて占う仕事になっていきます。

補足

明治から大正にかけては、欧米の人相学も日本に入ってきました。それによって、それまでの観相術の内容が見直されたとされています。西洋でも古代ギリシアの時代から、顔立ちから人柄を推しはかる考え方がありました。

人相の見方の基本:顔をどう分けて見る?

先に結論

人相の見方は、顔を「三停(上・中・下の3つ)」「十二宮(12の場所)」「五官(耳・眉・目・鼻・口)」に分けて読むのが基本とされます。一つのパーツだけで決めず、顔全体のバランスで見るのが人相学の考え方です。

『どこから見ればいいのか分からない』という方も多いですよね。

人相学では、顔を地図のように区切って読んでいきます。大きく分けると次の3つの見方があります。

人相の見方の基本として三停と五官の位置を示した顔の図解

三停:顔を上・中・下に分ける

三停は、顔を横に3つに分ける見方です。生え際から眉までが上停、眉から鼻までが中停、鼻の下からあごまでが下停とされています。

それぞれ若い頃、働き盛り、晩年の運を表すと読まれることが多いです。3つのバランスがよいと、運勢が安定しやすい相とされます。

詳しい見方や自分でできるチェックは三停とは|顔を上・中・下に分けて見る人相の基本で紹介しています。

十二宮:顔の12の場所に意味を持たせる

十二宮は、額の中央や眉間、目尻、鼻先など、顔の12の場所にそれぞれテーマを割り当てる見方です。

例えば額の中央は仕事、眉間は全体の運勢、目尻は恋人や配偶者との関係を見る場所とされます。場所の範囲や呼び名は解説によって少しずつ違うんです。

12の場所の一覧は人相学の十二宮とは|顔の12の場所と意味にまとめています。

五官:5つのパーツの役割

五官は、耳・眉・目・鼻・口の5つのパーツです。それぞれに「官」という役割の名前が付いています。

パーツ名前(読み)人相学で見るとされるもの
耳採聴官(さいちょうかん)生まれ持った資質、判断力
眉保寿官(ほじゅかん)協調性、人との付き合い
目監察官(かんさつかん)感情、洞察力、知性
鼻審弁官(しんべんかん)金運、意志の強さ、自尊心
口出納官(すいとうかん)愛情、生活力、表現力

古典では、五官のうち一つが良ければ十年栄え、五つすべて良ければ一生栄えるとも言われてきました。

パーツごとの詳しい読み方は、目の人相学、鼻の人相学、耳の人相学でそれぞれ紹介しています。

パーツ別の読み方早見表

人相学でよく語られる読み方を、どの特徴にも長所があるという目線でまとめました。

パーツ特徴人相学でよく言われる長所
額広い/狭い広いと知性的、狭いと直感が鋭い
眉太い/細い太いと意志が強い、細いと気遣いができる
目大きい/小さい大きいと感受性豊か、小さいと芯が強く集中力がある
鼻小鼻が張る/鼻が低め張るとお金を貯める力、低めだと協調性がある
口大きい/小さい大きいと生活力がある、小さいと聞き上手
あご丸い/四角い丸いと温厚で柔軟、四角いと精神的にタフ

鏡で自分の顔を見てみる手順

読み方を知ったら、実際に自分の顔で試してみたくなりますよね。特別な道具はいりません。

鏡で人相を見る手順
  1. 明るい場所で、髪を上げて額と耳が見えるようにする
  2. 鏡を顔の正面に置き、まっすぐ前を見る
  3. 生え際・眉・鼻の下・あご先の4か所を目で追い、三停の長さを比べる
  4. 耳・眉・目・鼻・口を一つずつ見て、気づいたことをメモする
  5. 真顔と笑顔の両方で見て、印象の違いを確かめる

ポイントは、真顔だけでなく笑顔でも見てみることです。笑うと頬が上がり、目元や口元の印象ががらりと変わることに気づくはずです。

『自分の顔をじっくり見るのは照れくさい』という方は、スマホで正面から撮った写真を使っても大丈夫です。写真は角度で印象が変わるので、何枚か撮って見比べてみてください。

ほくろの位置で読む方法もあります。顔のほくろについては顔のほくろの意味|位置ごとの人相学での読み方を見てみてください。

よくある失敗

一つのパーツの読み方だけを見て「自分はこういう人だ」と決めつけてしまうこと。人相学でも、耳だけ、鼻だけで吉凶を決めず、顔全体のバランスで見るとされています。

人相は「占い」「顔の印象」「表情のくせ」の3つに分けると分かりやすい

ここが大事なところです

「人相」という言葉には、昔から伝わる占いとしての読み方と、人が顔から受け取る印象の話と、表情のくせの話が混ざっています。この3つを分けて考えると、人相との付き合い方がぐっと楽になります。

「あの人は人相がいい」と言う時、多くの人は占いの話をしているわけではありませんよね。

実は、日常で使う「人相」の多くは、顔の印象や表情のことを指しているんです。ここを分けて考えてみましょう。

人相を占い・顔の印象・表情のくせの3つの見方に分けて比べた図解
見方何を見ているか変えられるか付き合い方
占い(人相学)顔のつくりや場所を、言い伝えのルールで読む顔立ちは変わりにくい物語として楽しむ。決めつけには使わない
顔の印象見た人が一瞬で感じる「優しそう」「頼れそう」髪型や表情で変わる人によって感じ方が違うと知っておく
表情のくせ口角、眉の寄せ方、目元の力み習慣で変わりやすい自分で整えられる部分として向き合う

顔の印象はほんの一瞬で決まる

心理学の研究では、顔の印象はおよそ100ミリ秒、顔を見ただけで安定して判断できると言われています。

しかも、その印象は世代や性別を超えて、多くの人の間でかなり一致するそうです。『あの人、優しそう』という感じ方は、みんなで共有されやすいんですね。

表情で印象は大きく変わる

同じ人の顔でも、写真写りやわずかな表情の違いで印象は大きく変わります。

研究では、眉がつり上がった顔は支配的に、口角が少し上がった顔は信頼できそうに見られやすいとされています。

例えば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

「なんか怒ってる?」
「え、普通にしてただけだよ」

考えごとをしていて眉間に力が入っていただけでも、相手には怒っているように見えることがあるんです。

表情のくせをチェック
  • 考えごとをする時、眉間に力が入っていないか
  • 真顔の時、口角が下がっていないか
  • 写真を撮る時、目元がこわばっていないか
  • 人の話を聞く時、うなずきや表情が止まっていないか

「人相」と言われた時、どの意味か考えてみる

人から人相の話をされると、ドキッとしますよね。でも、言った人がどの意味で使っているかで、受け止め方は変わります。

言われた言葉多くの場合の意味受け止め方のヒント
「人相がいいね」優しそう、話しかけやすいという印象素直にほめ言葉として受け取ってOK
「今日は人相が悪いよ」疲れている、怒って見えるという表情の話眉間や口元に力が入っていないか見直す
「福相だね」福々しく、幸せそうに見えるという印象縁起のいい言葉として楽しむ
「人相学的には〜」占いとしての読み方言い伝えの一つとして聞く

例えば「人相が悪い」と言われても、それは顔のつくりではなく、その日の表情の話であることがほとんどです。

『顔のことを言われた』と落ち込む前に、どの意味だったのかを一度考えてみてください。

表情のくせは、日々の習慣で変わりやすい部分です。人相が年齢や表情で変わるのかは、人相は変わる?年齢・表情・生活習慣と顔つきで詳しく紹介しています。

人相判断は当たる?科学的にはどう見られているか

先に結論

顔から性格や運勢が分かるという科学的な根拠は、今のところ確認されていません。人相学は、昔から伝わる占いの一つとして楽しむのがちょうどいい付き合い方です。

『でも、よく当たるって聞くけど…』と思いますよね。そう感じるのは自然なことです。

顔からその人の性格をある程度推測できると考えている人は、およそ4人に3人にのぼるという海外の研究もあるそうです。

研究で分かっていること

ただ、顔から性格や行動のくせを当てる研究の多くでは、正確さは「当てずっぽうを少し超える程度」とされています。

国内の大学の研究でも、顔から信頼できる人かどうかを見分ける正答率は、平均55%前後と低めでした。

よく聞く声研究で分かっていること
顔を見れば性格が分かる当てずっぽうを少し超える程度の正確さにとどまる
第一印象はみんな同じ印象は多くの人で一致しやすいが、本当の性格とは別
顔つきは一生変わらない写真写りや表情で印象は大きく揺れ動く

「当たる」と感じるのはなぜ?

誰にでも当てはまりそうな言葉を、自分だけに向けた言葉のように感じてしまう心の働きがあるとされています。

「あなたは人に気を使うけれど、本当は芯が強い」と言われたら、多くの人が『当たってる』と感じますよね。人相学が当たると感じる理由も、ここで説明できる部分が大きいと言われています。

顔で人を判断しないで

人相学の読み方を、目の前の人の評価や採用、付き合う相手選びの決め手にするのはおすすめしません。顔の印象と本当の人柄は違うことが多い、というのが研究の示すところです。

人相と性格の関係については、人相に性格は出る?「顔に出る」と言われる理由でも詳しく紹介しています。占いとしての楽しみ方は人相占いとは?もあわせてどうぞ。

人相についてよくある相談

人相について、知恵袋などでよく見かける相談を3つ選んで、人相ガイド編集部から答えてみます。

「人の顔の相には内面が出ていると思いますか?」

穏やかな人は柔らかい顔、気性の荒い人はいかつい顔をしている気がする、という相談はとても多いです。

人相学では、心の内面は顔に表れるとされます。ただ研究では、顔の印象と本当の性格は一致しないことも多いと分かっています。

編集部の答え

内面がそのまま顔のつくりに出るとは言い切れません。ただ、よく笑う人は口角が上がりやすいなど、表情のくせは顔の印象に表れやすいものです。顔のつくりより、表情のほうを見てみてください。

「おでこが広い人は本当に頭がいいんですか?」

顔の相の占いを見ると、どこを見ても「おでこが広い人は頭がいい」と書いてある。本当なの?という相談です。

人相学では、広い額は知性的で学業運に恵まれる相とよく言われます。一方、狭い額は直感が鋭いタイプと読まれることが多いです。

ただ、これは言い伝えとしての読み方です。おでこの広さと実際の頭の良さを結びつける科学的な根拠は確認されていません。

「人相学を勉強するには何から始めればいい?」

『本を読んでみたいけど、どれを選べばいいの?』という相談もよく見かけます。

まずは三停や五官など、顔の分け方の基本から覚えるのがおすすめです。その上で、自分や身近な人の顔を鏡や写真で見てみると、読み方が頭に入りやすくなりますよ。

独学の進め方の例
  1. 三停・十二宮・五官の場所を覚える
  2. 鏡で自分の顔を正面と横から見る
  3. パーツごとの読み方を調べ、良い読み方を中心にメモする
  4. 読み方が解説によって違う所は、違いとして記録しておく

学び方は人相学を学ぶには?本の選び方と独学の進め方で詳しく紹介しています。

人相の見方を学ぶために手鏡とノートを用意した机の写真

人相の話をしていると、顔のことよりも、その奥にある人間関係や恋愛の悩みのほうが本題だったと気づくこともあります。

一人で考えていると、つい自分を決めつけてしまいがちですよね。そんな時は、誰かに気持ちを話してみるのも一つの方法です。

悩みを相談する

顔のことや、その奥にある悩みを誰かに話してみませんか

人相やほくろの読み方を知って気になったこと、恋愛や人間関係のもやもやは、言葉にして人に話すだけで整理しやすくなります。電話占いヴェルニでは、電話・チャット・メールで占い師に相談でき、待機中の占い師をその場で選べます。初めての方向けの特典もあるので、内容は公式サイトで確かめてください。

24時間受付電話占いヴェルニの公式サイトを見る

(電話占いサービスの公式サイトに移動します。料金・特典・相談方法は公式サイトで最新の内容を確認してください)

よくある質問

人相とはどういう意味ですか?

人の顔つきや容貌のことです。もう一つ、顔立ちを見てその人の運命や吉凶を占うこと、という意味もあります。

人相学とはどんなものですか?

顔や体つきから、その人の気質や性格、運命を読もうとする昔から伝わる占い(相術)の一つです。中国で生まれ、日本では江戸時代に広まったとされています。

人相の見方の基本は何ですか?

顔を上・中・下に分ける三停、12の場所に分ける十二宮、耳・眉・目・鼻・口の五官で見るのが基本とされます。一つのパーツではなく、顔全体のバランスで見るのが人相学の考え方です。

人相判断は科学的に当たるのですか?

顔から性格や運勢が分かるという科学的な根拠は確認されていません。占いとして楽しみ、人を判断する材料には使わないのがおすすめです。

人相学で悪い相と言われる特徴があったら気にしたほうがいいですか?

気にしすぎなくて大丈夫です。人相学では、凶相と言われる特徴にも長所として語られる面があり、読み方も解説によって違います。表情や習慣で印象は変わるので、言い伝えの一つとして受け止めてみてください。

人相は変わるものですか?

顔のつくりは変わりにくいですが、表情のくせや写真写りで顔の印象は大きく変わるとされています。人相学でも、人相は年齢とともに変わるという考え方があります。

まとめ

この記事の要点
  • 人相とは、顔つきそのものと、顔を見て占うことの両方を指す言葉
  • 人相学は古代中国で生まれ、日本では江戸時代に人相見として広まった相術の一つ
  • 顔の人相は、三停・十二宮・五官に分けて見るのが基本
  • 「占い」「顔の印象」「表情のくせ」を分けて考えると付き合いやすい
  • 科学的な根拠は確認されていないので、楽しみとして読み、人の判断には使わない
人相ガイド

人相ガイド 編集部

人相学の基本、目・鼻・口・耳などパーツ別の読み方、顔のほくろの意味、人相占いとの付き合い方を、辞書や公開されている解説をもとに、決めつけずやさしく整理している情報サイトです。 公式サイト

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